新入社員研修3人目はY・Kさん、収納ボックスの製作レポートです!
早速、イメージスケッチと図面を描いてもらいました。
まず驚いたのは目を見張るほどのとてもカラフルで鮮やかな色!!
先の二人は木目を生かした家具作りだったのですが、Y・Kさんは“つぶし”と呼ばれる木目を完全に潰して色を乗せる塗装仕上げ決めました。
昨年度入社の新入社員の家具を牛柄に塗装した作品にも驚きましたが、今回のカラフルな色の組み合わせで構成される家具も、完成を想像するだけでもワクワクします!
図面に記載されている「DIC57」や「DIC60」といった記号は「色品番」と呼ばれる、色の基準となる記号です。
色はグラデーションで人間が識別できる数だけでも何百万色とあり、単に「黄色」といっても、人がイメージする「黄色」は千差万別です。
そこで、人それぞれがイメージする「黄色」を一致させるために使われるのが「色品番」となります。
「白って200色あんねん!」とテレビやSNSで耳にしたことはあるでしょうか?このように言われているのは、この「色品番」が関係しているように思います。
さらに色品番には様々な「色見本」というものがあり、同じ「黄色」でも色見本によって色品番が違います。
有名なところで言うと「Pantone」も色見本の一つです。また、「日塗工」と言う色見本も塗装仕上げの際にはよく使います。
その中でも今回は「DIC」と言う色見本を基準に色品番を指定しました。「DIC」は様々なロゴや印刷物などの色指定にもよく使われています。
Y・Kさんの家具では、このDICをもとに5色の色を選択しました。
図面にしっかり色を付けてもらったので、どこを何色に塗るかがきちんと理解できます。
色の塗り分けが少し大変そうですが、やりがいはありそうですし、何より完成が楽しみになってきます。
先に暴走して仕上げの話ばかりしてしまいましたが、肝心の収納に関しては“大好きなカップラーメンがぴったり入る”収納ボックスとなっています。
前回のK・Sさんも同じくですが、“扉を開くと好きなものが綺麗に詰まっている”という状態は想像するだけでも楽しいですよね。
このブログを書いている本人は音楽好きなもので、ラックにびっしり詰まっているCDを見ると、やはりテンションが上がります。
上部には小物を入れられるスペースも作ります。
蓋、外側、内側でそれぞれ色が違うところにこだわりを感じます。
【本人コメント】
細かいとこの寸法も考えて図面を書くのが難しかったです。
上部の落し蓋付きの収納スペースは、使う材料の厚みを考えたり、木工の組み方を考えたりと設計段階で試行錯誤しました。
図面も何度か書き直しましたが、最終的には見やすくわかりやすく仕上がったと思います。
果たして、理想の家具は出来上がるのか、、レポート②に続きます!