こんにちは!
10月に入り、朝晩はすっかり秋の空気が感じられるようになりましたね。
現場で見かける装いも、Tシャツから軽めのジャケットへと少しずつ変化してきました。
そんな季節の移ろいに合わせて、空間にも少しだけ“深み”や“落ち着き”を加えたくなるのがこの時期の設計です。
濃すぎず、でもしっかりとした存在感があり、空間に品のある陰影をもたらしてくれる素材です。
木目の美しさとしっとりとした色味が、照明や周囲のマテリアルとの相性もよく、オフィスやラウンジなど落ち着いた空間にぴったり。
特に今の季節、夕暮れのやわらかな自然光や、3000K前後の電球色と組み合わせると、
木の温もりが一層引き立ち、空間に「秋らしい静けさ」を演出してくれます。
重厚すぎず、でも空間をきゅっと引き締めたい時に、ウォールナットはとても心強い存在です。
季節が変わると、人の気分も空間の捉え方も少しずつ変わっていくもの。
そんな“気配の変化”に寄り添う素材として、ウォールナットはこの時期にぜひおすすめしたいマテリアルです。
次回も、実際の設計・施工の視点から選んだ“今使いたい素材”をご紹介していきます。どうぞお楽しみに!