【新人研修】R・Kさん:研修レポート (JEG)

今年も恒例の新入社員研修・家具製作編が始まりました!

毎年テーマを変えて行っているこの研修ですが、今年は例年以上に絞り込んだテーマで実施しています。
そのテーマは、なんと「引き出し(=収納ボックス)」。

しかも、今回はただ自分のために作るのではなく、他の新入社員のために作るという少しユニークな内容です。

引き出しのサイズや構造は全員同じ
でも、仕上げや表情はすべて自由
使う人の趣味やライフスタイルをヒアリングして、それを反映させていきます。

つまり、自分がクライアントではなく、相手のためにデザインするという課題です。

今回の課題を見てみましょう。


今回は、R・Kさんが製作した引き出しをご紹介します!

赤い本体にナチュラルな木目の前板を組み合わせた、印象的な配色が目を引きます。

直線的なデザインと引き出しのラインの間に、しっかりと赤が覗くバランス感覚が絶妙で、見た瞬間に「おっ」と思わせる仕上がりになっています。

カラーでしっかり個性を出しているのも特徴ですね!

引き出しの間隔や面の合わせ方もきれいで、細かな丁寧さが伝わってきます。
見た目だけでなく、実用性も考えられた一台となっています。


上の写真は、R・Kさんが前板にクリア塗装をしている様子です。

最初はスプレーガンの扱いが難しく感じましたが、何度か繰り返すうちに吹きつける距離や角度、手の動かし方のコツが少しずつつかめていきます。

自分で仕上げることで、木目の表情や素材感がぐっと引き立つ瞬間に立ち会えるのも、この研修ならではの学びです。
単なる作業ではなく、「どんな風に見せたいか」を考えながら塗ることの難しさと楽しさを実感したようです。


全体で3ヶ月間の新入社員研修も、あっという間に2ヶ月が経過しました。
今回は、ここまでの研修を通して新入社員がどんなことを感じ、どんな学びがあったのか、
その率直なヒヤリングをご紹介します。


Q1. 研修を振り返って、一番印象に残っていることは?

購買部の業務の多さに驚きました。
研修前は、備品の発注や調達が中心だと思っていたのですが、実際には倉庫への搬送作業なども含め、想像以上に幅広い業務を担っていることを知り、とても印象に残りました。


Q2. 自分が成長したと感じる点は?

金物の名称や使い方について学べたことです。
スタジオや購買部での研修を通じて、名前や用途を知るだけでなく、現場で実際にいつ・どのように使われるのかが分かるようになり、知識がぐっと実践的なものになったと感じています。


Q3. 設計から製作までの流れを体験して、感じたことは?

スタジオ研修の後にカンナ(デザイン設計部)研修を行うという、本来とは逆の順番にはなりましたが、各部署での研修を通して、設計から完成までには想像以上に時間と工程がかかることを実感しました。
スムーズに業務を進めるには、スケジュール管理や進捗の把握がとても重要だと強く感じました。


Q4. 今後、配属先でチャレンジしたいこと・目標は?

まずは、配属先の職場環境に早く慣れることが目標です。
そのうえで、現場での経験を積みながら、資格取得にも挑戦し、幅広い知識とスキルを身につけていきたいと思っています。


次回も引き続き、他の新入社員の声をご紹介していきます。
これから現場へ出ていく彼らが、どんな思いを持ってこの研修期間を過ごしているのか、ぜひお楽しみに!