4月某日、2025年度の新入社員を対象とした「スタジオ研修」を行いました。
私たちの会社では、設計・施工だけでなく、同じ敷地内にあるスタジオで木工・塗装といったモノづくりの工程を自社で一貫して行える環境を整えています。
スタジオ研修は、新人たちがものづくりの現場を肌で感じ、設計や施工の理解をより深める貴重な機会です。
午前中は、座学研修でした。今回はその様子をレポートいたします!
まずは、木工の基礎講義が行われました。
木材の性質や道具の使い方といった基本的な内容から、設計図面と加工現場のつながり、安全管理に関する実務的な知識まで、幅広く講義が展開されました。
短い休憩をはさみ、続いて行われたのは塗装に関する座学研修。
スタジオで長年塗装業務に携わってきた職人が講師を務め、材料や工程の基礎を解説しました。
色の印象だけでなく、仕上がりの質や耐久性を左右する塗装の重要性についても触れられました。
現場で実際に必要となる塗装の基礎知識と安全意識について、具体例を交えながらわかりやすく解説しました。
塗装座学に続いて行われたのは、物流部による講義。施工現場やスタジオで不可欠な「運搬」と「環境管理」に関する基礎知識が共有されました。
講義ではまず、物流部の業務内容(材料や製品の運搬・出荷・搬入出管理など)について具体的な事例を交えて説明。
さらに、スタジオ内での廃材の分別方法や、適切なゴミ収集の流れについても、実際の運用ルールに即して学びました。
木工・塗装・物流と、それぞれの現場業務の基礎を学んだ新入社員たちは、スタジオの役割とそこで働く人々の専門性に対して、大きな理解と敬意を深めたようです。
図面や机上の業務では見えにくい「現場のリアル」を知る貴重な一日となりました。
次回の投稿では、実際に手を動かして行われた午後の実技研修編をお届けします。
どうぞお楽しみに!