S・Yさん家具研修リポート、第二弾の今回は木工製作です。
棚の接合部を拡大してみましょう。
少々見えにくいですが、板に溝を掘り、パズルのように組んだ工法で正式な名所は「大入れ継ぎ」と言います。
ほぞとほぞ穴をきっちり作れば、接合部分が目立たず、見た目が美しく仕上がる特徴がある工法です。
家具から建築構造物まで幅広く使われる伝統的な接合方法です。
上段の引き出しのところです。サイズが小さいのでレールなしの引き出しでも問題はないですが、レールをつけることで引き出しが軽い力でスムーズに動き、快適な使用感が得られます。
さらに引き出しや棚本体にかかる負荷が分散され、耐久性が高まる長所があります。
家具のふちを貼る時にのりを刷毛で付ける工程が難しかったです。
単純な形の引き出しですが、塗装をすれば全然違うイメージの引き出しになります。
ということで次回は塗装についてお話しする予定ですので、どうぞお楽しみに!