【新人研修】S・Oさん:収納ボックス② (JES)

製作レポートS・Oさんのレポート続編です。

木工は創造力と技術を使う作業であり、そのプロセスには多くの工夫と楽しさが詰まっています。実際の作業過程を通して木工の魅力をお伝えます。


ルーターを使い溝を作り、側板になる部分ができました。こういった方法は、正確に作られた溝とパーツがしっかりと組み合わせることで、耐久性を持つ家具が完成します。さらに溝を利用することですっきりとした外観を保ち、シンプル・洗練されたデザインが可能となります。

スライドレールを使った家具は、付けてない家具に比べて開き心地が全く違います。スライドレールを使うことによって引き出しの移動を滑らかにし、軽い力で開閉できます。素材や大きさなどによって様々なスライドレールがあり、設計する段階で今回の家具にぴったりのレールを選んでもらいました。


最後に家具を組み立てて、最終調整を行います。少し修正が必要なところは上部の写真のように鑿(のみ)を使い削っていきます。仕上げ(塗装)のため表面を滑らかにサンドペーパーややすり作業も行います。


上の写真のように部品の名称や位置をしっかりと表記しておくことは、作業の効率を大幅に向上させます。特に、天板、側板、床板といった主要な部品の表記は、組み立て時に大変役立ちます。

【本人コメント】
速乾の塗り方や、ベニアの張り方を学びました。木工は比較的うまくできたと思います。

今回は木工作業のプロセスについてご紹介しました。
木工完成の写真はないですが、次回の投稿では塗装工程を含めた完成写真をお見せする予定ですのでぜひご期待ください!