【新人研修】Y・Sさん:収納棚① (JES)

新人家具製作レポート二人目になります。




Y・Sさんは芸大でアーツを専攻した、デザインに強い思いがある新人です。デザイン設計部の研修の前から早く図面をひきたいという熱情だったので楽しみに待っていました。

「会社で使いたい家具」というテーマを前提に自分での使いやすさを第一に考えた「引き出し棚」を制作することになりました。
"この家具を作った理由は、複雑な形の扉と引き出しを作ってみたかった"とのことでした。


規格の制限がある中、色々なチャレンジが感じられる図面です。図面上、黒の塗りつぶしのところは塗装で、その間の白線は切り抜いて特殊形の取手にする計画です。

断面から見ると金物などの詳細がはっきり見えます。
引き出し2箇所にスライドレールや開戸のスライド丁番、キャスターなど新人が自ら選定した金物の既製品が入っています。


3Dのパースも作成してもらいました。


3Dで見たら空洞と塗装の区分がはっきり見えてわかりやすいです。
図面1枚に2Dの図面から3Dパースまでまとめておくと、物作りをする時に形の理解がしやすい上、作り手に説明するのも便利なので大切な作業です。

ということで、一通り図面の解説を行いつつ、Y・Sさんのオリジナル家具のデザイン・製作イメージをレポートしてみました。


【本人コメント】
デザインを大学で学んできたので、自分自身の家具を考えてスケッチするのがすごく楽しく、早く図面化させたいと思ってました。図面作成中は自分が考えた家具のデザインを図面に落とし込んでみて、操作方法を学ぶとこんなことができるんだと新しい発見もあり作っていてすごく楽しかったです。


ここから実物の製作に入ります。

一体どのような仕上がりとなるのでしょうか。続きます!