【新人研修】Y・Kさん:作業用ミニテーブル② (KKW)

木工過程に移ります。
Y・Kさんはテーブルの脚を集成材、天板をバーズアイという杢目の材で作ることになりました。

集成材 小さい材を継ぎ合わせて板にしたものです。
これは馴染みがある方も多いのではないでしょうか。
無垢材に比べて反りにくく強度も安定しているため、扱いやすい材です。


バーズアイ こちらは初めて聞く方もいるのではないでしょうか。
実は他の新人のブログでも出てきています。
鳥類の眼の形を持つ円形状の杢目をしているのが特徴で、鳥眼杢目とも言われます。
丸太の表面近く1/5でしか採れないようで、かなり価値のある材です。
弊社の新人研修ではそれを惜しみなく使わせてもらえます!


さて、図面段階で苦戦していた天板の角度調整はどうなったのでしょうか。
天板の裏に2枚の長さの違う板がくっついており、天板を閉じた際にその板がくる位置にくぼみがつけられています。
2枚の板にはそれぞれ平丁番(M・Kさんの②で紹介)が取り付けられており、どちらかをくぼみに引っ掛けることで天板の角度を調節できます。
また、引っ掛けずに閉じるとこのくぼみにすっぽりと収まり、平らなテーブルになります。
安価かつ綺麗なおさまりにすることができました!


椅子も少し丸みを帯びたデザインに変更し、テーブルと椅子のセットが完成!
余った時間で、他にも可愛らしい家具をたくさん作っていました。



【本人コメント】

図面作成した作業台と椅子を中心に、7つもの家具を作りました。
やすりがけやビス止めなどを丁寧に教えていただきながら、だんだんと形になっていくのにとてもワクワクしました。
また、自分がどう見せたいか、こだわりを持って形にしていくのが大切だと思いました。

木工研修は弊社の新人研修の中で、楽しかったと言われるランキング第1位です。(私調べ)
製作の過程を間近で見られるこの環境は、ものづくりが好きで入ってくる人にはやはり恵まれた環境と言えると思います。
それでは次回は塗装の過程を紹介していきます。
続きます!