R・Yさんの「テレビ台」レポート、ここから塗装をかけて一気に仕上げていきます!
まずは はみ出してしまった糊の跡や、汚れ、細かい傷を目の細かいヤスリで取り除きます。
一度クリア塗装をかけてしまうと、塗膜の中にそれらを閉じ込めてしまうことになり、ずっと汚れが取れないまま残ってしまいます。
それらを防ぐために、まずは表面を綺麗にします。
木板の表面は一見トゲもなくツルッとしているようですが、とても細かいささくれのようなものがあり、そのままクリア塗装をかけると乾いた時にザラザラとした手触りになってしまうのです。
そして、ヤスリがけを終えたら使用する塗料を作ります。
扉の持ち手部分のポイントカラーは色品番表をもとに調色します。
そして、色をつける部分以外を養生で覆い、ガンスプレーで塗装していきます。
近年クリア塗装にも様々な種類の塗料が流通しており、水性のものや、ウレタン、フッ素系など用途や材質によって選択することができます。
塗料の材質が決まったら、次に重要になってくるのは、ずばり「ツヤ」です。
カラー塗装の場合ももちろんツヤの指定をするのですが、このツヤの指定によって仕上がりの印象がガラッと変わります。
「ツヤなし」とした場合、見た目は木の素地そのままのようになります。
今回R・Yさんは「ツヤなし」で仕上げました。
木の素材感を残しつつ、クリア塗装を施したおかげで木目もはっきりと現れ、とても綺麗に仕上がりました。
【本人コメント】
そして完成した「テレビ台」がこちら!
雑誌も立てかけることができ、テレビのサイズ感ともマッチした仕上がりで素晴らしいです!
こうして実際に使っている写真を見ると、作った甲斐があったなとより感じるのではないでしょうか?
これから仕事も忙しくなってくるとは思いますが、テレビを見ながらリラックスする時間も必要かなと思います。
今回製作した家具がそんな時間の手助けになっていれば幸いです。
引き続きこれからも頑張ってください!