【新人研修】T・Kさん:キッチン棚① (YOK)

新入社員研修「オリジナル家具製作」課題レポート、
第一弾はT・Kさんです!

新卒で弊社に入社する人の多くは建築·デザイン系の学校出身ですが、T・Kさんはそうではない専攻から入社してきました。そのため、図面や資材など初めて目にするものだらけとのこと。

しかし、心配は不要です。今ではテキパキと現場を仕切っている先輩方もかつては同じように知らない・わからないことだらけでした。

そして、そんな環境のなかで働いていくための最初の一歩がこの3ヶ月の研修となるのです。


例年までのオリジナル家具研修はスタジオ(工場)研修の一環として行っていたのですが、モノづくりの現場を全体的に把握するため、今年から各部署での研修中にこの課題に取り組む時間を取るように変更しました。

そこで大きく変わってきたのが「カンナ(設計・デザイン部)」での研修です。


昨年までは、まず数日間でイメージをイラスト化し、その後手書きで図面を作成するという流れだったので、図面の書き方に関してはサラッとしか触れられなかったのを今年は少し見直しました。

考えた家具のイメージをより具体的にしていくため、カンナ(設計·デザイン部)にて必要な部材やカラーの選定を行い、それをCADソフトを使って図面に落とし込むところまで行うようにしました。



TKさんが製作するのは「キッチン棚」

家具の使い方や、作った理由など言コメント 調味料など入れている棚が壊れかけていたので、 それに代わるような棚がしかったため作りました。とのことです。

ギミックとしては【引出し】【可動(キャスター取り付け)】、また塗装は染色とつぶしを両方用いた仕上げとしています。


早速ですが、出来上がった図面がこちら!







初めての図面製作でしたが、要点を捉え、これをもとに家具が製作できる図面が作成できています。

取手やキャスター、必要な金物パーツのきちんと記入されているのも良いポイントです!

図面というものは、モノ本体を作る指標になるだけでなく、予算管理においても重要な存在です。

これをもとに予算組みを行い、場合によっては仕様の変更などが出てくるので、決まっている情報は全て図面に反映させておくことは、今後の全ての工程を左右すると言っても過言ではないかなと個人的には思います。


また、注目して欲しいのは右上のスケッチです!

こちらはCADソフトで3Dにもチャレンジし、より具体的なイメージを伝えることに試みました。

絵があるのとないのでは格段にイメージの伝わり方が違いますよね。

細かいパーツも図形化されていて、多いに製作のヒントになっていると思います。



【本人コメント】

図面を作成すること自体が初めてだったので、ソフトの操作方法を覚えるところから始めたりととても大変でした。

特に3Dの図面作成はかなり複雑で苦労しましたが、先輩方に教えていただきながら何とか完成させることができました。

苦労した分、図面が完成したときは大きな達成感を得ることができました。



実際のところ、途中で別の研修が入ったりといろいろ大変だったかと思いますが、最後まできちんと仕上げた図面は輝いています!

さて、ここから実物の製作に入ります。

一体どのような仕上がりとなるのでしょうか。

続きます!