【新人研修】K・Mさん:文庫本収納キャビネット③(YOK)

 K・Mさんの「文庫本収納キャビネット」、塗装工程のレポートです!


木工が出来上がり、塗装を進めていきます。

木目を生かして、染色にて落ち着いた色味に仕上げていくようです。


塗装前と塗装後の写真です。

素地の状態も綺麗でしたが、塗装をすることによって
家具らしさのような雰囲気が増したように感じます。


写真は「タッチアップ」と言われる、細かな塗り残しや、
入隅のようなスプレーなどで塗装しにくい部分を
筆を使って丁寧に仕上げている様子です。

まさに細心の注意を払って仕上げていきます。


【本人コメント】
今回のプロジェクトで私は染色塗装を選びました。

初めての染色を体験する中で難しかったのが色むらができないように、
塗った後に素早く拭き取る作業です。

塗装部のSさんに教えていただきながら進めていったのですが、
塗料の乾きが思ったより早かったり、隅の方が拭き取りにくかったりと
均一な色味に仕上げる難しさを感じました。

また、仕上げ材を吹きかける作業も難しかったです。

自分では均一に吹きかけているつもりなのに
多く吹きすぎて3枚目の写真のように垂れてしまいました。

このように自分の手でやってみることで改めて職人さんのすごさ、
技術の高さを感じることができ大変良い経験になりました。


「3枚目の写真」と呼ばれているのは↑の写真です。

染色で木に色を入れた後、クリア塗装で仕上げるのですが、
その際、写真のようになってしまったようです。

遠目から見るとわかりませんでしたが、確かに液だれが…
どれだけ気を使っても、慣れない作業は失敗がつきものです。

しかし、その経験によって多くのことを学ぶことができたようで
研修としては成功だったのではないでしょうか…!


塗料が乾けばいよいよ完成です。
出来上がった家具を見て何を感じるのでしょうか?

次回「文庫本収納キャビネット④」に続きます。