【新人研修】A・Hさん:鉢カバー①(YOK)

新人研修もついに4組目。

今回はA・Hさんの「鉢カバー」をレポートしていきます。

自宅にある観葉植物の鉢の見栄えを良くするため、
木工で鉢カバーを製作するようです。

カゴのような見た目で、天板部分にはポコポコと穴が空いています。

中央の大きめの穴は植物が出てくるとして、
周りの3つはどのような仕掛けになるのでしょうか?


イメージが固まったら、スケッチを描きながら構造を考えていきます。

カゴ状のカバーの中に鉢を収めるため、あらゆる方法を考えます。
初めは天板を外して外周の丸棒を差し込む想定をしていましたが、
外した後1本1本差し込むのが大変ではないかということで、
ホールのケーキをカットするような形で部分的に外すという方法に決定しました。

周りの丸棒のΦ(直径)は、他物件で使ったΦ15の丸棒を見ながら
イメージより細い・太いを確認して寸法を決めていきました。

【本人コメント】

手書きでの図面製作は経験が少なく、難しかったが、物の作りを理解できた。

また、展開図や構造を作り手に伝えるための細部詳細なども考える必要があり、

完成図だけでなく物を作る工程を考えることができた。



イメージを形にする方法はいろいろありますが、図面作成するのもその一つです。

図面は言わば、音楽における楽譜のような存在かなと思います。

モノのイメージを実際に形にするために、形や寸法だけでなく 仕上げや組み立て方、
その他様々な指示を書き込んで、その図面を見るだけで
どんなものが作りたいのかがわかるような図面が理想的だなと思います。


さて、そんな図面を元に 次回は木工製作に入ります!