【新人研修】S・Kさん:調味料ラック①(YOK)


 新人研修、3組目になりました。

3組目の一人目はS・Kさん。
「調味料ラック」の制作過程をレポートしていきます。




キッチンの壁とコンロの間に置く想定で、とてもスリムなラックを設計しました。

コンパクトなサイズながら使い勝手がよく、デザインにもこだわりを持っているのが印象的でした。

収納はスタッキングして2段になるよう設計されていて、分割して別々の場所に置くことも可能です。
また、料理中に調味料を出し入れしやすいよう、上段の収納は引き落とし扉になっているのがポイントです。
設計段階では内側にストッパーをつけるような構造を考えました。




【本人コメント】実際に自宅のキッチンで使うことを考えて設計デザインしました。
丁番等の金物に疎かったため、寸法調整や金物選びが大変でした。


なるべく金物が見えないようにと設計していきましたが、今回の家具は小さいため、なかなか良い金物が見つからず少し苦戦しました。

いつも使っているスライド丁番だと抵抗が強くて扉が開けられないなど、職人さんと打ち合わせをして気づくこともありました。
大きさはスケール(メジャー)を使って想定しているはずですが、いざモノを目の前にすると思っていたより小さい・大きいといったことも度々起こります。
職人さんのように、実際のスケール感を習得するにはまだまだ経験が必要ですね…。

仕上げの塗装については、扉を白、本体は木目の染色を選定しました。
ナチュラルな感じに仕上がりそうな予感がして楽しみですね。


それでは次回、木工製作へ続きます。