【新人研修】R・Gさん:CDラック②(YOK)

 新人研修レポート、R・Gさんの「CDラック」木工製作に入ります!

まずは木板の切り出しです。

R・Gさんは板厚15mmのシナランバーを使って製作します。

「ランバー」と呼ばれる木板は、正式には「ランバーコア」という材料で、
ブロック状の木材を接ぎ合わせたものを、合板で挟み込んで成形された合板の一種です。
同じ厚さのベニヤと比べて軽く、反りにくいのが特徴です。

弊社でよく使用するのは「シナランバー」と「ラワンランバー」です。

今回使用する「シナランバー」は、表面がつるっとしていて、塗装仕上げにする場合によく使用します。

一方の「ラワンランバー」は表面がザラっとしているため、化粧板仕上げの際に使います。


この筒状の木はラックの脚部分ですね!

丸い形も木片から削り出し、加工していきます。


写真は小口テープを貼って、余分なところを切っているところです。

「小口」というのは、木工でいうと木板を切った際の断面のことを言います。
小口はザラザラしていて、そのまま塗装をしても綺麗に仕上がりません。

そこで活躍するのが小口テープです。

厚さ1mm程度の裏面にシールがあらかじめついている材料で、
これを小口に貼るだけで塗装面も綺麗に仕上がり、見た目の完成度は一目瞭然です。



【本人コメント】金物をつける際、扉が天板に当たらない位置や角度を
実際に作ったもので確認して、細かい調整をしていくことが難しかったです。

写真には写ってないのですが、前回心配だった「フラップ扉」の金物は、
結果的に無事取り付けることができ(…!)、理想の形がどんどん具現化してきました。


生地仕上げとして終わらせてもいいほど、綺麗に仕上がりました。

しかし!次の塗装工程でこの印象はガラッと変わります。
どんな着色を施すのでしょうか。

次回、「CDラック③」塗装編に続きます。