新人家具研修ブログ、今回は牛タンちゃんの「収納ボックス」塗装レポートです。
木工製作段階ではシンプルだった収納ボックスが、塗装工程で大変貌を遂げます。
まず必要な箇所に目貼りや養生を施し、塗装部の先輩社員に基本を教えてもらいながら、
下地の白ツブシ塗装をしていきます。
なかなか塗り筋の良い牛タンちゃん。先輩にも褒められていました!
そしてここから面白い作業が進められていきます。
全体に目貼りがされ、その上に何やら模様が描かれていますね...
カッターでその模様に沿って切り取っている様子...一体何をしているのか分かりますか?
模様部分を全て切り取ったものがこちらです。これを黒のツブシで塗装していきます。
塗装作業にも慣れてきた様子の牛タンちゃん、スムーズに作業を進めます。
真っ黒になりました。乾くのを待って、目貼りを剥がしていきます...が!
ここでアクシデントが起きてしまいます。
下地で塗った白塗装が完全に乾かないうちに目貼りをしてしまった箇所があり、
目貼りのテープを剥がす際に下地塗装も一緒に剥がれてしまったのです。
でもご安心を。もう一度下地塗装からやり直せば、綺麗に修復ができます。
【本人コメント】「塗料を綺麗に載せるのはもちろん難しかったのですが、
描いた柄を丸み帯びるように切り取り養生を取るときに下の白も一緒に取れてしまい、
丸ごと白から塗り直したところもあって、載せる面によって、塗料が重くなったり
乾きづらかったりするので、そこの考慮も大変でした。」
無事、作業終了です!
模様をつけることで、塗装前とは大きく印象が変わりました。
途中アクシデントもあり手間取ってしまったところがありましたが、
失敗をしたことで、それをリカバリーする方法を学ぶことができた牛タンちゃん。
大変な作業でしたが、確実に経験値が上がりましたね。
次回、ついに完成レポートです。「収納ボックス④」をお楽しみに!